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世界で見る日本ゲーム産業

2009年06月09日 15:10

日本のゲーム産業はこのままじゃ衰退の一途を辿るばかりではないだろうか-
という話をこの前飯食いながらしていて、結構面白かったので見解をまとめてみようと思う。

PONG、アタリ2600の登場でアメリカを中心にブームが起きたゲーム産業は、
任天堂のゲーム&ウォッチ、ファミリーコンピューターを経て爆発的な伸びを見せてきた。
日本の数多くのゲームが世界に進出し、海外でも日本のゲームは高い評価を受けてきた。

一時期プレイステーションに追い抜かれた任天堂が巻き返し、現在は据え置き機はWii、
携帯ゲーム機はDSを中心に、任天堂のハードが頭一つ抜けた売上をキープしている状態だ。
一番の売上を誇るWiiスポーツは世界でなんと4500万本の売上を誇り、
国内でも350万本の売上を叩きだしたバケモノソフトだ。
しかし、一見好調に見える日本ゲーム産業にも陰りが見えていると最近痛感してしまうところがある。

かつて日本のゲームソフトは世界のゲーム産業の7割を占めると言われていた。
しかし、かつて荒削りだった海外ソフトメーカーがPCゲームを中心として技術・制作ノウハウを蓄え、
数多くの名作ゲームを開発するようになり、現在は海外市場が全体7割を占めるに至っているという。
今回は据え置き機を中心にハードの売上を見てみよう。

~各ハードの売上台数~
■Wii(世界シェア:48.8%)
全体:5000万台 国内:800万台(16%) 米国:2300万台(46%) 他国:1900万台(38%)
■XBOX360(世界シェア:29.5%)
全体:3000万台 国内:100万台(3%) 米国:1700万台(57%) 他国:1200万台(40%)
■PS3(世界シェア:21.7%)
全体:2200万台 国内:300万台(14%) 米国:900万台(41%) 他国:1000万台(45%)


全ての据え置きハードのうちで日本のシェアは11.7%程度。
元々ハードのシェアは海外の方が多いとはいえ、如何に海外市場が大きく、
日本での売上比率が小さくなってきているかというのが分かる数字と言えるのではないだろうか。

実に90%が海外でのハード売上となっている以上、国内メーカーもある程度は海外で売れるソフトを
作り出さなければいけなくなっている、という現状もここから読み取れるだろう。
果たして、どれだけ国内メーカーは海外で活躍しているのか。
各ゲームにおける、タイトルとメーカーに注目してみよう。

~Wiiゲームの売上トップ10~
1 Wii Sports Nintendo 4532万本
2 Wii Play Nintendo 2341万本
3 Wii Fit Nintendo 1976万本
4 Mario Kart Wii Nintendo 1600万本
5 Super Smash Bros. Brawl Nintendo 845万本
6 Super Mario Galaxy Nintendo 796万本
7 Mario & Sonic at the Olympic Games Sega 693万本
8 Mario Party 8 Nintendo 656万本
9 The Legend of Zelda: Twilight Princess Nintendo 526万本
10 Guitar Hero III: Legends of Rock RedOctane 424万本

実に10タイトル中8本が任天堂、そしてセガもランクイン。
Wiiにおける日本メーカーの頑張り、とりわけ任天堂が独占状態であると言っていいだろう。
任天堂以外の国内タイトルは23位にハドソンが入っているくらいだ。(Deca Sports 189万本)

~XBOX360ゲームの売上トップ10~
1 Halo 3 Microsoft 970万本
2 Call of Duty 4: Modern Warfare Activision 739万本
3 Grand Theft Auto IV Rockstar Games 707万本
4 Gears of War Microsoft 589万本
5 Call of Duty: World at War Activision Blizzard 553万本
6 Gears of War 2 Microsoft 491万本
7 Assassin's Creed Ubisoft 450万本
8 Guitar Hero III: Legends of Rock RedOctane 422万本
9 Forza Motorsport 2 Microsoft 399万本
10 Lego Indiana Jones: The Original Adventures LucasArts 334万本

国内タイトルは10位圏内には皆無。50位圏内にはカプコンが3タイトル(バイオ、ロスプラ、デッドラ)
と、SEGAが1タイトル(Sega Superstars Tennis)があるだけで、残りの46タイトルは海外メーカーだ。

~PS3ゲームの売上トップ10~
1 Grand Theft Auto IV Rockstar Games 563万本
2 Call of Duty 4: Modern Warfare Activision 429万本
3 Metal Gear Solid 4: Guns of the Patriots Konami 404万本
4 Resistance: Fall of Man Sony Computer Entertainment 360万本
5 MotorStorm Sony Computer Entertainment 348万本
6 Assassin's Creed Ubisoft 338万本
7 Call of Duty: World at War Activision Blizzard 328万本
8 Gran Turismo 5 Prologue Sony Computer Entertainment 305万本
9 Uncharted: Drake's Fortune Sony Computer Entertainment 244万本
10 LittleBigPlanet Sony Computer Entertainment 222万本

SCEタイトルが目立つPS3だが、大半のソフトは海外制作。
(レジスタンスはInsomniac Games、モーターストームはEvolution Studiosなど)
国内タイトルと言って差し支えなさそうなのはメタルギアくらいなもので、
こちらも50位圏内には国内タイトルは7タイトル、メーカーはコナミ、カプコン、バンナムの3社のみだ。

■総括
Wiiは任天堂の1強、いわゆる次世代機については大半が海外メーカーに支配され、
国内メーカーではカプコン、SEGA、コナミ、バンナムくらいしか名前が無く、
カプコン以外のメーカーは1~2作品のみのランクインに留まってしまっている。

FFで巻き返しを狙うスクウェア・エニックスの名前も今の所無く、
海外に通用するのはカプコンを初めとした本当にごく僅かなメーカーだけになってしまっている現状。
ゲームショップに行っても、360、PS3のタイトルは大半が洋ゲーになりつつある。
最後の砦とも言えるWiiも任天堂ソフトしか売れず、クソゲー量産機とすら揶揄されている。

世界で通用しないソフトメーカーはことごとく赤字になり、苦しい勝負を課せられているが、
果たして日本のゲームメーカーは生きていけるのだろうか。
RPGが最も盛んであるという独自の慣性を持つ日本ゲーム産業。
果たして今後世界に羽ばたくメーカーは増えていくのだろうか。
海外諸国から取り残されつつある大半のゲームメーカーに明日はあるのだろうか。

今回はデータを「VG Chartz」から引用させて頂きました。
過去の売上や国内メーカーの比率を見比べると、色々考えさせられる結果が得られると思います。
気が向いたら「国内で見る日本ゲーム産業」についても書きたいところ。


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