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漫画「ひとひら」

2009年10月05日 11:34

ひとひら 7 (アクションコミックス)ひとひら 7 (アクションコミックス)
(2009/07/10)
桐原 いづみ

商品詳細を見る

誕生日プレゼントとして、既に3巻が出ているのに1・2巻だけプレゼントされたという、
なんで全巻じゃねえんだ!?しかもよりによってこれなの!?みたいな衝撃的な出会いから数年。
とうとう、ひとひらが完結しました。

漫画は絵じゃありませんが、得てしてこの手の、いわゆる萌え系の漫画は同人あがりが大半で
キャラの可愛さを取っ払ったら何も残らないような行き当たりばったり、
かつ何も考えてないようなその場凌ぎの盛り上がりと、ぐだぐだな最終回を迎えがちです。
しかし序盤からこのひとひらは異彩を放つ安定感と構成を見せていた。

引っ込み思案ですぐ緊張して何も出来なくなってしまう主人公・麦の成長を描いた本作は、
作中で2年という時間を過ごしますが、その間には大きな出会いや先輩達との別れなどがあり、
学年が進むことで後輩が出来、責任感や後輩を引っ張る力が徐々に生まれてくる。

安易に恋愛話等に展開しないこともこの漫画の評価できるポイントで、
主人公のぶつかる問題は、自分自身の弱さであったり、先輩であったり、そして親友であったりと、
周りとの人間関係が中心になっていく。

帯にも書かれている通りの「演劇をやっててて良かった」という一言に全てが集約される点や、
物語が終わった後の話が仮にあっても、おそらく3年生として部員を引っ張って行くであろう麦や
その仲間達の姿が容易に想像できる点は、主人公の成長劇としての完成度の高さ故だろう。

もっと良い漫画は山のようにありますが、萌え系の漫画というくくりでは最上級クラスといって良い。
ひとつひとつのエピソードがある程度考えられたうえで構成されていると思える展開や、
最終話に向けてのプロットの置き方は実に秀逸で、読後感も非常に良い。

馬鹿に出来ない萌え漫画です。良作。
今もまだ外伝がやっているようなので、単行本が楽しみです。


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